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夢追翔
2025-12-29 06:32:05
2024/03/14
あの子が居ない夜を越えて、またひとつ何かを失っている。
僕にとって恋とは心を削るものだ。誰かを思う熱で溶けた心をその人に注ぐものだ。削れた心は元には戻ってくれない。毎日少しずつ、行き場を失った水滴が足元に溜まっていく。それを踏み荒らして、無かったことのように出来たらどんなにいい事かと考える。蒸発も染み込みもしないこの水溜まりは、いつかどこかへ消えてくれるだろうか。
吐きたくなるほどの焦燥はもうなくて、ただぼんやりと漏れ出た恋慕を抱えてくるかも分からない返事を待っている。ただ、君を待っている。この汚れてしまった恋心を、手放す日を待っている。
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